【目標】
●物質の拡散と熱運動について理解する
●物質の三態と状態変化を理解する
拡散と熱運動
拡散:物質が空間中を自然に広がる現象。
この世は物が自然に空間に広がる性質があります。
例えば部屋を片付けず、何もしていなかったら、おもちゃや服などなど散らかしっぱなしになります。一か所に集めるためには、服をたたむ、ある場所に片付けるなど、人の手がかかります。
物質も同様で、散らかる方向に自然と行くことを拡散といい、指標としては乱雑さという文言が使われます。
熱運動:物質を構成する粒子が、熱エネルギーによって不規則な運動をすること。
拡散が起こる要因として、その空間に含まれる物質の粒子が運動して動いているためである。これを熱運動といい、熱運動の大きさは温度に依存する。
温度が上がる⇒熱運動が活発になる⇒移動が速くなり、拡散も早くなる。
温度が下がる⇒熱運動がゆっくるになる⇒移動が遅くなり、拡散も遅くなる。
物質の三態
自然界の物質はすべて固体、液体、気体のいずれかの状態で存在している。状態間を移動して状態が変わることを状態変化という。状態変化の名称と何から何に変化するときかおさえよう。
融解:固体⇒液体
凝固:液体⇒固体
蒸発:液体⇒気体
凝縮:気体⇒液体
昇華:固体⇒気体
凝華:気体⇒固体